Oosterhout, 11月 2013 — 革新的な自動印刷機制御技術の開発企業である Q.I. プレス・コントロールズ社（QIPC 社）は、本日オーストラリアの Fairfax Media 社との間で、同社のノースリッチモンド（ニューサウスウェールズ州）工場の全印刷施設にカラーレジスター、カットオフおよびクローズドループカラーコントロールを供給する契約を締結したことを発表しました。

これは、本年初頭に行われたマンローランド製 Uniset 印刷機の UV ユニットへの mRC+ カラーレジスターコントロールおよび mRC カットオフリボンコントロールの試験取付けに続く、Fairfax Media 社のノースリッチモンド工場への QIPC 社の技術の大々的な導入の第 2 ステージです。この第 2 ステージはそのプロジェクトを拡大したもので、同社の所有するヒートセット/コールドセット/UV を組み合せたマンローランド製 Uniset 印刷機、およびヴィクトリア州にあるツラマリン工場から移設したマンローランド製 Geoman 印刷機への取付けとなります。

この新しい設置には、色と湿し水を制御する24 台のインテリジェントデンシティシステム（IDS）スキャナーと、17 台の mRC+ カラーレジスタースキャナーが含まれています。これらは、マンローランド製ハイタワー型Uniset 印刷機の 4タワーと UV の2タワー、4/4 Uniset 印刷機の2 つの水平ヒートセットウェブ（3 台の折機付き）、およびマンローランド製 Geoman 印刷機の 4タワー（1 台の折機付き）に取り付けられます。

この取付けは、Fairfax Media 社に対する初めての IDS 設置プロジェクトです。マンローランド製 Uniset 印刷機のヒートセット、UV およびコールドセット（シングル幅とダブル幅の両方）の組み合わせという複雑さゆえに、この技術における QIPC 社の幅広い経験とスキルのハイライトとなります。

システム全体をモニタリングするために、QIPC 社のインテリジェントクオリティマネージメント（IQM）も取り付けられる予定です。IQM はクローズドループシステムからの測定データを分析し、印刷物の品質に関して継続的にオペレーターに報告するマネージメントインフォメーションシステムです。

ノースリッチモンド工場での取付けは 2014 年の 1 月～2 月に始まり、約 1 カ月かかる予定です。

Fairfax Media 社は、「未来の Fairfax Media 社」への改善プログラムの一環として、同社の印刷設備を再構築するために新技術に多額の投資をしています。これには、2014 年6月までにチュローラ（ニューサウスウェールズ州）工場とツラマリン（ヴィクトリア州）印刷センターを閉鎖して、ノースリッチモンド、ベレスフィールド、オーミストン、バララット、キャンベラの 5 カ所の地方センターへ作業をシフトすることが含まれています。Fairfax Media 社はまた、シドニーとメルボルン地域向けの大都市日刊新聞「The Sydney Morning Herald」と「The Age」各紙をブロードシート判からコンパクト判に変更しました。

QIPC 社会長のメンノ・ヤンセンは「ノースリッチモンド工場のクローズドループカラーコントロールの大型受注を非常に嬉しく思っています。ひとつの印刷ラインでのヒートセット、UV、コールドセットの組み合わせはとてもユニークで、オーストラリアに旗艦工場ができることは素晴らしいことです。今回の発注で Fairfax 社との協力関係が将来もさらに強くなることでしょう。」と述べています。

QIPC 社代理店 Ferrostaal Australia 社の社長であるニゲル・アレクサンダー氏は「Fairfax のノースリッチモンドでこのプロジェクトの最終ステージの受注ができてたいへん嬉しく思います。今回の受注はオーストラリアとニュージーランドの市場でこれらの大口案件を取るために Ferrostaal がサプライヤとどう協働しているかの実例でもあります。
引き続きQIPC 社と協力してワクワクしながらお客様をサポートできることを楽しみにしています。」と話しています。

Fairfax Media 社（ノースリッチモンド、ラウンセストン、ビューデザート）の印刷・販売部部長のミハエル・ギー氏は「この設備は Fairfax 社に印刷物の優れた一貫性と進行中の作業での経費節約の両方をもたらすことでしょう。弊社のノースリッチモンドにある印刷機への取付けは、最初の 1 枚から最後の 1 枚まで弊社のすべての印刷物の一貫性を実現するでしょう。弊社は非常に厳しい競争環境で仕事をしています。印刷品質における実際の一貫性は弊社にとって非常に重要です。これらのシステムによりインキと水の使用量を低減することができ、これが経費削減につながります。また同時に損紙が少ないため、これもさらなる経費削減をもたらしてくれます。」と話しており、さらに「弊社の印刷オペレーターは、段取り段階においても時間を節約することができます。」との言葉もいただきました。

QIPC 社の新技術のこの設備が Fairfax Media 社に稼働の柔軟性を与え、約200社の外部顧客に対して印刷品質と一貫性を保証しています。Fairfax Media Print の CEO のボブ・ロックレー氏は「これらの QIPC システムは、弊社グループの製品全体の一貫性を特に願っている広告関連顧客に対してたいへん重要な、弊社の印刷物の品質と一貫性を向上してくれることでしょう。この技術がそれを達成する手助けになります」と話しています。